文京区・東洋文庫ミュージアム

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駒込にある東洋文庫ミュージアムに行ってきた。

実は以前にも会社帰りに寄ってみたことがあるのだけど、レンズを間違えて持っていくという痛恨のミスをしてしまい(16-35と間違えて24-70を持って行ってしまった。どうしても広角が欲しい場所であったので、泣く泣く諦めて帰った)、今回の再訪となった。

 

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東洋文庫について - 公益財団法人 東洋文庫

東洋文庫は、広くアジア全域の歴史と文化に関する東洋学の専門図書館ならびに研究所です。
約90年に及ぶ歴史を有するアジア最大の東洋学センターであり、国際的にも世界5指の1つに数えられています。

 

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場所は駒込駅から歩いて10分ほど。

六義園がすぐ近くにあるので、ついでに訪れるのもよいかと思われます。

 

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入場料900円也。

入ってすぐのオリエントホール。

中庭からの光がまぶしい。

 

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階段を上がると、この東洋文庫ミュージアムの目玉とも言えるモリソン書庫がある。

 

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壁の三方が書棚になっている。

間接照明でのライティングがされていて、重厚、圧巻の展示だ。

ここを撮るために広角レンズが必要だった・・・。

 

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オーストラリア人のモリソン博士が蒐集したアジア関連の蔵書を、三菱財閥の岩崎久彌氏が購入したのが東洋文庫のはじまりとのこと。

 

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書庫と言ってもあくまで展示なので、ロープが張ってあり本に手を触れることはできない。

 

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ここは回顧の路というらしい。

床の一部がガラス張りになっていて、足を踏み出すのに躊躇する。

かなりの深さに見えるのだけれど、注意書きを読むと「実際の深さは10センチです!」とのこと。

なるほど。鏡を使った錯視のようだ。

 

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突き当りには何かモフモフしたものが展示してあった。

なんだろうこれ・・・

 

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展示室。

企画展示として「東方見聞録展」が催されていました。

写真の本はマルコ・ポーロの東方見聞録。

 

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1階に戻り、ガラス扉を開けて中庭に出てみる。

 

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知恵の小径。

右手の壁には、アジア各国の言語で格言のようなものが書かれている。

 

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「勉学の基礎は辛いが、その結果は甘い」 グルジア

 

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「人は知識を求めるも、豹虎は獲物を狩るのみ」 イ語(中国西南部)

 

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「智者はおだやかに言い、人を伏す/黄河はゆるやかに往き、人をのせる」 西夏

 

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小径から芝生の中庭を見ると、なぜかダチョウがいた。

あとで検索したところによると、ここの彫刻は年に一回入れ替えるらしい。

タイトルは「だちょうになりたい」。

よく見ると四隅にライトがあるので、夜にはライトアップされるのだろうか。

 

この先にレストランがあるのだけど、まだ開店前の時間だった。

仕方なく戻る。

 

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ミュージアムの入り口には売店もあり、おみやげ品のようなものも置いてある。

今回買ったのはこれ。

 

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小顔マグネット「魔神・でーモンくん!」

「ドイツ・トゥルファン探検隊の第1次探検(1902~03)の報告書」より、考古学的調査で発見された塑像の仮面。

Bericht über archäologische Arbeiten in Idikutschari und Umgebung im Winter 1902-1903 : vol.1 / 233 ページ(カラー画像)

ここの左下にあるやつっぽい。

どのへんが小顔なのかは分からないが、なかなかいい顔をしていると思う。

 

写真は以上。

自分はカメラおじさんなので、モリソン書庫が撮影できただけで満足なのだけど、アジア史に興味がある人ならもっと楽しめると思います。