浦賀 東西叶神社

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先日、たまたま日中だけの自由時間ができたので、近場に撮影にいこうと思い立った。

夕方には帰宅せねばならず、あまり遠くには行けないので、地元三浦半島で・・・と思い、浦賀に向かうことにした。

 

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浦賀駅京浜急行本線の終着駅である。

ちなみに発車メロディは「ゴジラのテーマ」。近くにある観音崎ゴジラが上陸したからだとか。

 

浦賀駅からまずはバスで「かもめ団地」に向かう。

一度撮影をしたいなと思っていた場所だったからだ。

写真は前回の記事に。

 

tokyoplanet.hatenablog.com

 

ちなみに、かもめ団地は特に観光地でもなんでもないので、本当に静かな団地と海と生活があるだけである。だからこそ撮影したいと思ったのだけれど。

その後どうしようかと考えて、こちらも前から行きたいと思っていた叶神社に行くことにした。

 

東叶神社

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浦賀三浦半島の東の端にあり、かつては造船で有名だった港町である。

湾のようになっている浦賀港、それを挟んで東西に街並みが広がる。

そしてその東西にそれぞれ東叶神社、西叶神社がある。今回はその両方をお参りしようというわけである。

まずはかもめ団地から歩いて東叶神社へ向かった。

 

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由来が書かれていた。

1181年に文覚上人が源氏の再興を石清水八幡宮に願ったのが始まりとある。

文覚。なんか日本史で習ったような気がする。

とりあえず、めちゃ歴史のある神社である。

 

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神社はやや高台にあり、狛犬が海を見下ろしている。

 

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お参りする。

この拝殿の横手から裏山(明神山)に上ることができる。

せっかくなので登ってみることにした。

 

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結構な段数の石段を息を切らせながら登る。

登りきると少し開けた場所があり、「勝海舟断食の跡」という碑があった。

 

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これは「招魂塔」と彫られている。

浦賀の造船所で働いていた方、事故や第二次大戦で亡くなった方をお祀りしてあるそうだ。

この塔の向こう側から海を見ることができた。

 

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明神山から浦賀水道を望む。

行きかう船が見える。

 

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岬の突端をトリミングで大きくしてみた。

建物のようなものがあるのが分かるだろうか。

燈明堂といって、江戸時代に造られた和式灯台を復元したものである。

本当はこの後あそこまで行きたかったのだが、時間がなく断念した。

 

さて、明神山を降りて東叶神社を後にし、今度は西叶神社を目指す。

 

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東西叶神社の間は浦賀の海で隔てられているので、普通に行こうとすると湾をぐるっと回っていかなければならない。

しかし写真の「浦賀の渡し」という渡し舟を使えば、ほんの数分で対岸に行けるのだ。

大人200円、自転車も50円で乗せてもらえる。素晴らしい。

・・・と思っていたのだが、12時~1時はお昼休みだそうで・・・乗れなかった。無念である。

 

仕方ないので、歩いて浦賀港を迂回することとする。

 

陸軍桟橋

浦賀港をぐるっと歩き、港の西側まで到着。

ここには陸軍桟橋(西浦賀みなと緑地)と呼ばれる海沿いの遊歩道がある。

 

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対岸に見える、オレンジ色の小さな船が先ほどの(乗れなかった)渡し舟。

 

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日向ぼっこや、釣りをしている人もいる。

最後の写真、水が奇麗なのが分かると思う。

 

西叶神社

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さらに少し歩いて、西叶神社へ到着。

ちなみに西叶神社の由来も東叶神社と同じだが、どちらかというとこっちの西叶神社が本家で、東叶神社は西叶神社から分霊して作られたそうだ。

 

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東叶神社の狛犬

よく見ると・・

 

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柱の陰から、なんか小さい狛犬が覗き込んでる。

 

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反対側の柱にも。

なんか可愛いな。

 

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拝殿の彫り物が見事だった。

西叶神社には裏山は無いようだ。

 

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拝殿から見下ろす。

海側の鳥居の向こうに、渡し舟が写っている。

(写真をクリックしてFlickrに飛ぶと拡大できます)

 

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お守り

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ちなみに東叶神社ではお守り袋を、西叶神社では勾玉をいただくことができる。

お守り袋に勾玉を入れて、縁結びのお守りの完成である。

勾玉もお守り袋も何種類か色のバリエーションがあったので、好きな組み合わせでお守りを作ってみるのもいいかと思う。

こういうギミックは子供も好きそうだし、今度は家族で来ようと思った。

 

東西の叶神社を歩いて回るのはそこそこしんどいので、もし行こうと思われる方には渡し舟のご利用をお勧めする。

運航時間は朝7時から夕方6時まで。(12時から1時はお昼休み)