城ヶ島 猫と夕景
目的は夕日と猫の撮影。
自分の場合、夕日を撮影できる機会は滅多にない。平日は仕事だし、休日は家事をしたり子供の面倒をみたりしているので、自分だけ出かけるとかは中々できない。出かける場合は家族で、となるので写真撮影に専念することも難しい。
この日は息子を祖父が預かってくれたので、撮影に出ることができた。
城ヶ島に着いたのは午後も遅い時間。
平日だったので人影もまばらだ。
とりあえずの目的地、城ヶ島公園へ向かう。小さなトンネルをくぐり、坂道をのぼっていく。
城ヶ島は「猫島」と呼ばれる場所のひとつだ。
公園内にはそこかしこに野良猫の姿がある。
彼らの人間との距離感はさまざま。
積極的にすりよってくる猫。自分からは近寄って来ないが、人間が近づいても逃げずに触らせてくれる猫。当然、近づいたら逃げるのもいる。
ただ全体的には人馴れしている猫が多い印象だった。
とりあえず、触らせてくれる猫については一通りモフりたおす。
風が強い。
ウミウ展望台に行きたかったが、日没が近づいていたので諦め、階段を下って東側の海岸に出る。
阿波崎灯台。
近づきすぎて、波を少しかぶった。防滴でないE-PL5も少し濡れたが、とりあえず今のところは無事動いている。
城ヶ島といえば城ヶ島灯台が有名だけど、そちらも時間がなく行けなかった。猫をモフりすぎたようだ。
展望台から写真を撮っていると、近くにいた若者のグループから声をかけられた。
大学生くらいのウェーイ系のグループだった。
親父狩りか。狩られちゃうのか。
そう思ったが、若者は普通に「写真を撮ってもらえますか」と言ってきた。
スマホを受け取り、シャッターを切る。
「ありがとうございました」
若者は頭を下げた。
礼儀正しい、いい子たちだった。よかった。狩られなくてよかった。
本格的に日が傾いてきた。
来た道を戻り、島の西側を目指す。
バス通りをひたすら歩き、城ヶ島バス停あたりで海につき当たった。
相模湾の向こうに富士山。ちょうど、そこに日が沈むところだった。
黄金色の空。夢中でシャッターを切る。
雲は多いが、なんとか隙間から夕陽を撮ることができた。
日が落ちる。
街灯に灯りがともる。
今回のカメラとレンズは、
OLYMPUS OM-D E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6
OLYMPUS E-PL5 / M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
でした。
見ていただき有難うございました。